乙女文楽-人形解説付き上演-

結成55年―川崎から世界へ活動の場を広げる「ひとみ座乙女文楽」

「文楽」とは日本を代表する伝統人形芝居です。
1体の人形を3人であやつることで感情やしぐさを繊細に表現し演じられます。
その人形を1人で遣えるように生まれたのが「乙女文楽」です。
大正末期から昭和初期にかけて、文楽の人形遣い五世桐竹門造らによってはじめられました。
人形の仕組みとあやつり方にはさまざまな工夫がなされており、繊細かつダイナミックに人形をあやつります。

浄瑠璃・三味線による本格的な上演は、川崎市北部では初めてです。
今回は初めて観る方にも分かりやすい解説付きの上演です。
女性ばかりで演じられる華やかな舞台、この貴重な機会をお見逃しなく!

2023.03.10追記
<出演者変更のお知らせ>
「乙女文楽」に出演予定でした鶴澤寛也さんが急逝されました。
心よりお悔やみ申し上げます。
つきましては、三味線奏者を変更し、上演いたします。
ご理解くださいますようお願いいたします。

変更前)鶴澤寛也、鶴澤駒治 →変更後)鶴澤駒治、鶴澤津賀花

公演日時2023年4月29日(土祝)14:00開演(13:30開場)
出演・演目出演・・・ひとみ座乙女文楽
浄瑠璃・・・竹本土佐子、竹本越孝
三味線・・・鶴澤駒治、鶴澤津賀花

■「増補大江山酒呑童子」戻り橋の段
<あらすじ>
京都一条の戻り橋。源頼光の四天王のひとり渡辺綱が戻り橋に差し掛かると、そこに美しい女が佇んでいる。
行き先を尋ねると五条までという。
それでは送ろうと一緒に歩き始めると、何と川面に映った姿は恐ろしい鬼の姿であった。
綱は「魔性の者、本性を現せ」とつめより大立ち回りになる。
大江山の鬼退治で有名な源頼光の家来を主人公とし、鬼女との出会いを描いた舞踊劇。
美女が一瞬にして鬼女に、そしてまたすぐ美女にもどる〝ガブ〞や、激しい立ち回りが見どころ。
<配役>
若菜実は鬼女・・・亀野直美
渡辺綱・・・松本幸子

■「傾城阿波の鳴門」順礼歌の段
<あらすじ>
大阪の町はずれに、十郎兵衛とお弓の夫婦が住んでいる。
十郎兵衛は元阿波の国(徳島)玉木家の家臣。
家の宝刀が紛失したため、盗賊となって刀の捜索を続けている。
三歳の娘を残し、国元を離れての仮住まい。
ある日、その家を巡礼娘が訪れた。
お弓はこの娘こそ別れたわが子と気づくが、盗賊となった両親のために禍がおよぶのを恐れ、名乗らずにそのまま帰すのだった。
親を慕う娘と、名乗りたくても名乗れない母の切ない情愛を描いた、人形浄瑠璃の人気演目。
各地の伝統人形芝居でも繰り返し上演されてきた。
<配役>
お弓・・・蓬田雅代
お鶴・・・鈴木文
チケット料金(全席指定・税込)
一般4,000 円
学生2,500 円
障がい者割引3,500 円

※未就学児のご入場はご遠慮ください
※学生チケットのお客様は公演日に学生証を確認させて頂く場合がございます
※障がい者割引は川崎市アートセンターのみで取り扱い

<取扱い>
1.インターネット
 アルテリッカしんゆりチケットセンター
 (ご購入には無料会員登録が必要となります)
  チケット購入はこちらから

2.電話予約
 アルテリッカしんゆりチケットセンター
 044-955-3100
(10:00~17:00/2/1から平日のみ、4/1からは毎日営業)

3.窓口販売
・川崎市アートセンター(10:00~17:00/毎月第2月曜除く)
・新百合21ホール(10:00~17:00)
・昭和音楽大学南校舎
 (10:00~18:00/12:00~13:00及び2/2、2/3、3/10、土・日・祝を除く)
・マイタウンチケットセンター[新百合ヶ丘マプレ「写真工房彩」内](平日9:00~19:00/土・日・祝10:00~19:00/毎月第3水曜を除く)
お問合せ川崎市アートセンター 044-955-0107
川崎・しんゆり芸術祭(アルテリッカしんゆり)実行委員会事務局 044-952-5024
https://www.artericca-shinyuri.com/
ひとみ座乙女文楽創始者桐竹門造の直弟子である故・桐竹智恵子に1967年から教えを受け、翌68年に初公演。
以来50年にわたって、国内はもとより世界各地で公演し、近年は地域に根ざしたさまざまな普及活動にも力をいれています。
智恵子師亡き後は2010年より文楽の桐竹勘十郎師に指導をあおいでいます。
メンバーは人形劇団ひとみ座の女性演技者です。
2018年「川崎市地域文化財」として顕彰。
2019年「松尾芸能賞特別賞」受賞。
感染症対策新型コロナウイルス感染症拡大防止についての施設としての取り組み、お客様へのご協力のお願いは下記をご参照ください。

https://kawasaki-ac.jp/info_23_01_17.pdf
※2023年1月17日掲載済

その他チケット購入時等の基本事項、公演中の対策等につきましては下記をご参照ください。

【基本事項】
・感染症拡大予防として「全席指定席」での公演を実施いたします。
・公演中も客席内でのマスクの着用をお願いいたします。
・入場時のチケットもぎりについては、スタッフが適宜手指消毒をして行います。
・チラシやアンケート等の配布物は、所定の位置から取っていただくか、手渡しの場合にはスタッフは適宜手指消毒を行います。なお、一度お取りになられたチラシが不要な場合は、「不要チラシ入れ」に入れていただくようお願いいたします。
・公演当日は、スタッフの指示に従って頂きますようご理解・ご協力をお願いいたします。

【公演時のお願い】
(1)開場時
・受付には、飛沫防止用のアクリルパネルを設置し対応させていただきます。

(2)公演中
・客席内は飲食厳禁ではございますが、水分補給としてペットボトルで水、お茶に限り可とします。
・座席の移動はお断りいたします。公演中も当日券を販売しておりますのでご協力をお願いしており、開場時等に空いているお席でも後からお客様をご案内する場合がございます。
・隣のお客様との接触をさけるため、座席の手すりはご自身の左側をご使用ください。
 
(3)終演後
・公演終了後、お帰りになる際は、お客様の混雑を勘案し、順番にご退場をいただく場合がございます。

(4)体調不良者発生の際の対応
・体調不良者があり、なおかつ当人が新型コロナウイルス感染症陽性者との接触があったことが確認された場合は、他の来場者やスタッフから離し、ただちに麻生区保健所(帰国者・接触者相談センター)へ連絡いたします。
※麻生区保健所(帰国者・接触相談センター)(8:30~21:00土日祝を含む)
 TEL:044-965-5218/FAX:044-965-5204

・本ガイドラインについては、職員全員に周知徹底を図ることとし、各自適切な対応を講じることができるよう努めます。
公演日4/29