しんゆりシアター劇団わが町第14回公演「夢ふる里~昔話の川崎へ~」

市民劇団・劇団わが町の第14回公演は、川崎市に残る昔話をオムニバスで上演!今年で市制100周年を迎える川崎市と同じく、生誕100周年を迎える川崎の民話作家・萩坂昇による「かわさきのむかし話」等に題材を求め、劇団員・萩坂心一(「かわさき民話を愛する会」会長)による脚本、ふじたあさや(劇団わが町芸術監督)による潤色・演出でお届けします。

『人が伝える「昔話」…誰が?…何のために?』

 「昔話」は、おばあさんが孫に語って聞かせるものだった。何のために? 孫を寝かしつけるために。親の言うことを聞く良い子にするために。親兄弟を大事にするように。生き物を可愛がるために。などなど。
 そして、その「昔話」の面白さを伝えるための記録として、佐々木喜善は『聴耳草紙』を書き、「それこそもう一つの文学だ」と柳田国男は『遠野物語』を書いたように見える。
 木下順二が一連の「民話劇」を書いたのは、いつ死ぬかわからない戦時下を生きた証が出発点だったのだろう。それまで、「昔話」「伝説」「世間話」と言う区別にこだわっていたのを「民話」という括りかたにこだわったのは、「神話」に対する思いがあったと、伺った記憶がある。
 その「民話」を受け継がれた松谷みよ子は、「民話は今も生まれている」ことへの感動を語らずにいられなかったのだろう。
 そして萩坂昇は、この公害の町川崎にも昔話があったことを、語らなくてはいられなかったのだろう。彼が選んだ昔話は、伝説が多い。それだけに「この町にも、こういうお話を生んだ人々が生きていた」と叫びたい思いを感じることが出来る。
 このように、「昔話」は、人が思いを込めて語ることで成り立つのである。
 今、萩坂心一は『夢ふる里~昔話の川崎へ~』で何を語るのだろうか?

劇団わが町・芸術監督 ふじたあさや

公演日時2024年11月29日(金)~12月1日(日)

11月29日(金) 19:00開演<前売り完売>
  30日(土) 13:00開演<前売り完売>
        18:00開演
12月 1日(日) 12:00開演<前売り完売>
        17:00開演

※開場は開演の30分前
チケット<発売日>
2024年10月28日(月)

<料金>(全席指定・税込)
一般 3,000円
U30(30歳以下) 2,500円
小学生 1,500円
障がい者割引 2,500円

・障がい者割引は電話・窓口にてお取り扱い。(要障がい者手帳/付添1名まで同額)
・未就学児童のご入場はご遠慮ください。
・U30チケットのお客様は公演日に身分証のご提示をお願いする場合がございます。
・電子チケット(WEB 販売のみ)ご希望の方は引き取り方法で「チケットれすQ」をお選びください。
・車いすでご来場のお客様は当日のスムーズなご案内のためチケット購入後、川崎市アートセンターまでご連絡ください。

<取扱い>
しんゆりチケットセンター(川崎市アートセンター内)
■WEB  チケット購入はこちらから
■TEL 044-959-2255(9:00~19:30、毎月の施設点検日のぞく)
■窓口 9:00~19:30(毎月の施設点検日のぞく)
スタッフ・劇団員<スタッフ>
作:萩坂心一(劇団わが町)
潤色・演出:ふじたあさや
美術:池田ともゆき
照明:坂本義美
音楽:藤原豊
音響:山北史朗
衣裳:宮岡増枝
舞台監督:野口岳大
演出助手:森山蓉子(Platanus)、小山雲母
宣伝美術:中村圭介(ナカムラグラフ)
主催:川崎市アートセンター
企画・制作:川崎市アートセンター/NPO法人KAWASAKIアーツ
協力:かわさき民話を愛する会
後援:川崎市教育委員会/NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり
協賛:安達原玄仏画美術館/医療法人社団あおい会 百合が丘すみれクリニック/小田急電鉄株式会社/
株式会社北野書店/株式会社総商/株式会社SOERUTE/株式会社丸貞/ストーリー株式会社/造形教室こどもの木/
手打ちそば処居酒屋わかみや/特定非営利活動法人KAWASAKIアーツ/パティスリーエチエンヌ/
和光・たまがわグループ たまがわ 千代ケ丘店(五十音順)

川崎市市制100周年記念事業

<劇団員>※五十音順
安達原 泉、池田圭子、池田紗菜、石倉聡乃、井上歩美、上村健太郎、圓崎大和、圓崎弥生、大野倫子、小野瑞穂、加藤 環、加藤悠愛、神元心知、清川麗文、小宮 祥、境 ひなた、酒井道子、酒井みな実、佐々木直子、さとうあつこ、椎野 遥、城本裕代、城本眞人、杉本麻美那、高木良平(高=はしごだか)、高橋良子(高=はしごだか)、田中由美子、坪井 翔、徳井知美、徳留比佐子、永里幸太郎、中田 結、中原璃芽、夏野みづほ、夏堀妙子、西嶋美晴、萩坂心一、橋迫千明、日野順子、平井陽菜、三浦久尚、宮川 怜、宮崎真悠子、宮野華菜、森 公洋、柳瀬健太郎、山下優里、山田朗子、山田スミ子、山田睦実、山田誠浩、結城裕人
劇団わが町とは2012年6月に生まれたゆるやかな劇団です。劇団員は地域住民の方々、総勢52名。年齢制限はなく、現在11~83歳までのメンバーが所属しています。しんゆりシアターのラインナップの一翼を担い、長期的に様々な創造活動を行なっていきます。

<劇団員募集>
劇団わが町では2025年12月公演にむけ、
2025年春に劇団員追加オーディションを開催します!
詳細は2025年2月末に発表!
お問合わせ川崎市アートセンター 044-955-0107(9:00~19:30 原則毎月第二月曜のぞく)
公演日11/29~12/1