川崎市アートセンター小劇場×映像館 コラボレーション企画 vol.7「こんにちは、賢治さん」

「ゴーシュは賢治さんなの?」「宮沢賢治さんってどんな人なの?」

劇場と映画をむすぶ光のパフォーマンス 

映画『セロ弾きのゴーシュ』(監督:高畑勲|1982年|カラー|63分)を鑑賞した後に、宮沢賢治の文学作品や歌を聞いてみましょう。
「賢治自身がなりたがっていた“自分”」をさがしながら賢治の芸術を楽しむ時間です。


清六さんに代わって   
もう来年で宮沢賢治の著作権が切れるという時、弟の清六さんにお目にかかったことがある。『グスコーブドリの伝記』を劇化するので、ご挨拶に伺ったのである。清六さんは、「著作権が切れたらどうなるだろう」と、案じておられた。著作権が生きているときでさえ、賢治の原作とは似ても似つかぬ絵本や劇台本、放送脚本が出てきて、悩んでいるというのである。「これで著作権が切れたら、どんな目に会うかわからない。ご一緒に目を光らせてください」とおっしゃった。以来、私は賢治作品の脚色・演出を十本余りやっているが、その都度清六さんに代わって、「おいあさや、賢治さんの原作をゆがめてないだろうな」と目を光らせているのである。今回も、清六さんに代わって目を光らせ、高畑勲さんの傑作アニメーションを賢治自身の珠玉の言葉で包んで、〈賢治こそゴーシュなのだ〉ということを伝えたい。
構成・演出 ふじたあさや


『セロ弾きのゴーシュ』
1982年|日本|カラー|スタンダード|アニメーション|63分|製作:オープロダクション
監督・脚本:高畑勲 原作:宮沢賢治
監修:宮沢清六、堀尾青史、天沢退二郎
キャラクターデザイン・原画:才田俊次 音楽:間宮芳生
企画:小松原一男、米川功真 製作:村田耕一
声の出演:佐々木秀樹、雨宮雅司、白石冬美、肝付兼太、高橋和枝(高=はしごだか)ほか

ゴーシュは町の活動写真館(映画館)でチェロ(セロ)を弾いています。音楽界の練習でうまく弾けず楽長に叱られてばかり。ある夜、家で練習をしていると、ねこがきて生意気な口をききました。ゴーシュはかっとして「インドの虎狩り」という曲でねこを驚かせてみせます。それからかっこう、子だぬき、野ネズミが「弾いてくれ」とやってきました。動物との交流をへて、成長したゴーシュはいよいよ演奏会をむかえます。

公演日時4月29日(月・祝)
11:00開演(10:30開場)→完売いたしました。当日券もございません。
15:00開演(14:30開場)
キャスト・スタッフ構成・演出:ふじたあさや
音楽:藤原豊
出演:内山森彦、八木橋里紗、小守航平
料金全席指定・税込

大人:2,700円
U25割:2,000円(会場にて要身分証明書提示)
小・中学生:1,500円
障がい者割引(付添1名まで同額):2,000円(要障がい者手帳・電話と窓口販売のみ)
アルテリオ・シネマ会員:2,500円(要会員証・ポイントなし・窓口販売のみ)

※推奨年齢は小学生以上
チケット取り扱い先■インターネット
チケット購入はこちらから
電子チケット(WEB販売のみ)ご希望の方は引取り方法で「チケットれすQ」をお選びください。
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■電話予約
しんゆりチケットセンター 044-959-2255
9:00~19:30(3月までは平日のみ、4/1から毎日営業)※毎月の施設点検日のぞく
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■窓口販売
A.しんゆりチケットセンター(川崎市アートセンター内)
[営業時間 9:00〜19:30/毎月の施設点検日除く]

B.新百合トウェンティワンホール
[営業時間 10:00〜17:00]

C.昭和音楽大学チケットセンター(昭和音楽大学南校舎内)
[営業時間 10:00〜12:00/13:00~18:00](2/1、2/2、2/22、3/8、3/15、土・日・祝を除く)

D.マイタウンチケットセンター 新百合ヶ丘マプレ「写真工房彩」内
[営業時間 平日9:00〜19:00、 土・日・祝日10:00〜19:00)]
お問合わせ先主催・お問い合わせ:川崎市アートセンター 044-955-0107 
9:00~19:30(毎月の施設点検日のぞく)

共催:川崎・しんゆり芸術祭実行委員会、川崎市、川崎市教育委員会
後援:「音楽のまち・かわさき」推進協議会、NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり、「映像のまち・かわさき」推進フォーラム
協力:一般社団法人コミュニティシネマセンター、アニドウフィルム
 ・発熱や咳など体調に不安のある方はご来場をお控えください。
・手指消毒、咳エチケット等にご配慮ください。
公演日4/29