どんどこどん　太鼓たたいて　二十年

　金程小学校で誕生した「かなほど座」は、このたび発足二十周年を迎えました。和太鼓が好きで、聞くだけでなく自分たちでも演奏したいというメンバーが集まって、楽しみながら練習を重ねていくうちに二十年の歳月がたちました。
　二十年の間に少しずつレパートリーも広がり、日本各地の伝承太鼓を中心に演奏活動をしています。私たちの遺伝子には、日本の風土に根差した“和の心”が組み込まれているのでしょう。仲間とともにたたく和太鼓のリズムに心も体もうきうきし、太鼓の音が体の中に直接訴えてくる感覚に、なつかしい想いが呼び起こされます。
　二十年続けてこられたのは、何より楽しかったからです。今回記念の発表会をするにあたって、そんな普段の楽しさを伝えたいという思いがありました。
　プロのような演奏ではありませんが、皆さんと一緒に楽しめる舞台にしたいと思っています。かなほど座一同、心よりお待ちしています。