音と映像を感じる-『眠り姫』アクースモニウム上映

究極の音響上映、待望の再演!

2013年6月18日。京都・同志社大学寒梅館にて日本初、いや世界初の試みとして話題を呼んだアクースモニウムによる映画上映― アクスモ『眠り姫』が、ついに関東地方で実現する。
アクースモニウムとは、1970 年代にフランスの現代音楽家フランソワ・ベイルが考案した、多次元立体音響システム。異なる音圧、音色、大きさのスピーカーを多数配置して空間音響を作り出す、電子音楽の革新的な演奏システムだ。
このアクースモニウムの日本で唯一プロフェッショナルな演奏家・檜垣智也が、20数台のスピーカーを駆使して、声と気配のカルト映画『眠り姫』の完全空間化にライブで挑む。姿を見せないあの登場人物たちが、まるでそこにいるかの如く感じる絶妙の音響!必聴!!

公演日時2014年2月28日(金)19:00開演 
(17:00よりチケット販売開始)
※開場時間は未定です
チケット代金1500円
当日、会場入り口にて販売いたします
お問い合わせ先シネマトリックス 03-5362-0671
出演者檜垣智也(作曲家・演奏家)
映画『眠り姫』夢は、体が眠っているのに脳は活動している半覚醒状態に現れるが、冒頭、夜が朝へと移りゆくまどろみの時間を映し出す本作は、全編、夢の中の出来事かのように思わせる。ほとんど人の姿が映らず、声や物音など気配だけが画面を満たす。山本直樹原作の同名漫画は、幻聴を主題にした内田百閒『山高帽子』を下敷きにしている。公開からすでに7年以上、今もアンコール上映が繰り返される驚異のカルト映画。人々がなぜ、この作品に魅かれ続けるのか、それは観た者にしか分からない。

『眠り姫』(2007年/80分/DV)監督:七里圭/原作:山本直樹/音楽:侘美秀俊 声の出演:つぐみ、西島秀俊、山本浩司

http://www.nemurihime.info/
特設ページhttp://keishichiri.com/jp/events/acousmonium/
公演日2/28