若松孝二(1936-2012) 小特集

日本映画に数多くの才能を送り込んだ敏腕経営者で、性と犯罪と反権力の巨匠の代表作などを上映します。

作品情報『胎児が密猟する時』
1966年/白黒/シネスコ/1h12/DCP/R18+
監督・脚本:若松孝二
共同脚本・音楽・声:大谷義明
出演:志摩みはる、山谷初男
■変質者に監禁された女性が脱出するまでを描く室内劇。登場人物は二人だけの異色作で、「ピンク映画の雄」若松孝二の代表作として高く評価された。

『水のないプール』
1982年/カラー/ビスタ/1h43/35mm/R15+
監督:若松孝二
脚本:内田栄一
出演:内田裕也、中村れい子、藤田弓子、殿山泰司
■実際の事件をもとに、無気力な日常からクロロホルムを使った性犯罪に走る中年男を描く。内田裕也の好演も光る、若松孝二初の非成人劇映画。

『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』
2008年/カラー/ビスタ/3h10/35mm
監督・脚本:若松孝二
共同脚本:掛川正幸、大友麻子
出演:ARATA、坂井真紀、並木愛枝、地曵豪、大西信満
■学生運動の高揚のなかで、革命を信じた若者たちが、やがて凄惨なリンチ殺人に陥る過程を哀惜の念を持って描き、若松の集大成となった大作。

『キャタピラー』
2010年/カラー/ビスタ/1h25/35mm/R15+
監督:若松孝二
脚本:黒沢久子、出口出
出演:寺島しのぶ、大西信満、篠原勝之、増田恵美
■寺島しのぶがベルリン国際映画祭女優賞を受賞した反戦映画。日中戦争で両腕両足を失い、英雄として帰還した夫と妻のふたりきりの生活を描く。

『止められるか、俺たちを』
2018年/カラー/シネスコ/1h59/DCP
監督:白石和彌
脚本:井上淳一
出演:門脇麦、井浦新、山本浩司、岡部尚、大西信満
■1969年、ピンク映画界で傑出した存在の若松プロに、21歳のめぐみが加わった。彼女の視点から描く、若き日の若松孝二とその一党の青春群像劇。
上映日
2024年6/1(土)20:00『止められるか、俺たちを』
6/4(火)20:00『胎児が密猟する時』
6/5(水)20:00『水のないプール』
6/6(木)20:00『キャタピラー』
6/7(金)17:25『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程(みち)』
※休映・・・6/2(日)、6/3(月)
料金一般1800円/シニア・会員1100円/障がい者・付添(1名まで)1000円/学生500円(要学生証提示)
公式サイトhttp://www.wakamatsukoji.org/index.html
その他☆学生応援プライス対象作品☆