映画タイムマシンvol.7-映画音楽1(2019/8/3)

今年、映画タイムマシンは7回目。
柳下さんにピアノ演奏をしていただくのは6回目です。今日は演奏の後に「映画音楽ワークショップvol.6」の開催しました。

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鑑賞は『淑女と髯』(1931年)、小津安二郎監督作品です。

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サイレント作品で、字幕があるので、小学生にはすこし分かりづらい部分もあったかなと思いましたが、参加者に聞いてみると、話を理解し、ギャグも楽しんだようでした。(良かった!)

おもしろかったシーンとして、剣道のシーン、ひげをふたたび着けるシーン、靴下がなくて股引を引っ張るシーン、お守り、、、など

いろいろなシーンを挙げてくれました。

ワークショップ会場へ向かいます。

(参加は、10名申し込みのところ、小学4年生~6年生までの8名)

映画の中ででてくる変体仮名の「な」の説明を急遽おこないました。

(「うなぎ」だけれど「うふぎ」のようによめる表記です。奈をくずしてかいた文字だそうです)

今回はフィルム上映でしたので、35㎜フィルムも見て、触ってみました!

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さて、ワークショップのはじまりです。

まず、映画音楽というのは映画を撮影、編集したあとにつけるものだ

と説明をうけました。

そして、柳下さんによるデモンストレーション。

作品は、リュミエール兄弟の『水をかけられた撒水夫』1895年です。

まずは音がない映像をみてます。

その後、映像にあわせて、3種類弾いてみます。

<参考:クラシック曲(テンポが速い) 、即興、クラシック曲(メロー)の順に弾きました>

子どもたちに「どれが映像に合っていたか?」聞いたところ、

みんな、即興を選びました。

そうです。今回も既存の音楽ではない映画音楽をみんなでつくることになります!

課題映画は、フランス人で世界初の女性映画監督アリス・ギイの

『はらぺこおくさん』(Madame a des envies)です。

いまから113年前の、1906年の作品。

どんな映画でしょうか?

映画をみて、どんなお話かわかるかな?

サイレント映画ですが、ジェスチャーで内容は理解できたよう。

観ながら弁士のように説明しながら見る子もいました。

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作品をみたら、いったん、お昼休みです。

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