コミュニケ―ションワークショップ in桐光学園

コミュニケ―ションワークショップ in桐光学園

<日程>令和3年4月10日(土)、17日(土)13:00~15:00 各回での実施

<会場>学校法人桐光学園 小学校体育館

<参加者>桐光学園新入生を含む10日44名、17日64名

<講師>原田 亮、森山蓉子

<アシスタント>桐光学園演劇部有志数名、劇団わが町劇団員有志

 

【はじめて出会う、“仲間”たち】

  桐光学園中学に今春入学した新入生を対象に、「友達作り」に役立つコミュニケーション(相互理解)の向上に焦点を当てたシアターゲームメインのワークショップを行いました。

 このアウトリーチは2019年4月に初めて実施し、参加者からも大好評だった為継続して実施をする事となりました。

昨年は新型コロナウイルス感染症による緊急事態宣言が発令中のため残念ながら中止となりましたが、今回は感染症対策を施した上で2年振りに実施する事ができました。

講師、参加者ともに「マスクの着用」と手と手が触れ合う可能性がある動きの際には「ゴム手袋」を着用し、会場は十分なスペースが確保できる“小学校の体育館”で窓を全て開け常時「換気」を行い、開催時間は当初の予定より短くしての実施となりました。

講師の原田さんから、「短い時間のワークショップなのでこれだけで仲が深まるのは難しいかもしれませんが、これからの学校生活で「あ、あの時ワークショップで一緒だったね」と一つのきっかけになればすごく嬉しい。今日は頑張らなくていいし、遊びだから無理をせずに楽しんでいきましょう」と、参加者への声掛けをし、いよいよワークショップのスタートです。

 

【全員で“とんとんぱ”選手権?!】

 まず初めに、全員で「とんとんぱ」(原田さん対参加者全員で同じ動きをしてしまった順に座っていく)選手権を複数回開催。初めは緊張して表情が硬かった参加者たちも、このシアターゲームを繰り返すうちにだんだんと打ち解けて大盛り上がりでした。

 

【お友達と“声を出さずに”意思疎通をしてみよう】

 その後もいくつかのシアターゲームを重ね、お互いにジェスチャーだけで名前順(五十音順)、誕生日順を想像し並んでみて1つの円になるワークショップを行いながら参加者同士のコミュニケーションをはかりました。ワークショップが始まるころには恥ずかしがっていた参加者たちも、時間内で円をつくることに成功しました!

【伝言ゲームで演劇に挑戦?】

最後にチーム対抗「伝言ゲーム」を実施。お題を言葉のみで説明する、ジェスチャーのみで説明する、ジェスチャーだけでお題(昔話)を説明する等をリレー形式でチーム対抗戦を行いました。

様々な制限がある中での開催となりましたが、“ジェスチャーのみ”や“言葉のみ”で伝えていくことは、相手にいかに分かり易く、また、相手の気持ちに寄り添うことが重要となり相互理解に繋がります。

また、終了時の参加者の表情を見て、今回のアウトリーチを行ったことで今後、学校内ですれ違った際に気軽に声を掛け合えるような「友達づくり」への第一歩となる1日になれたように思います。

 

「参加者のことば」※抜粋

・演劇に結びつくものも多くてとても参考になりました。

・普段やらないゲームができ楽しかったです。

・演劇遊びとおっしゃっていましたが本当にその通りだと思いました。

・知らない人、色々な人と関われていい経験をしたなと思いました。

・こんなご時世ですが、たくさん考えてくださって嬉しかったです。

・友達ができて嬉しかったです。

・昨年コロナでできなかったので、今年はwsに参加できただけでも感無量でした。もう少し長い時間できたらと思いました。

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