映画タイムマシンvol.9-映画音楽 2021/8/8(日)①
映画タイムマシンの映画音楽ワークショップvol.8です。
講師は柳下美恵さんです。
WS参加の子どもには、まずは映画を見る前に、
今日見る映画が音のない映画で白黒の映画であることを伝えました。
お話は字幕が読みにくいことがあるため、内容を簡単に説明しました。
今回は短編3作品を見ました。
小津安二郎監督『和製喧嘩友達』と
斎藤寅次郎監督の2作品
『モダン怪談100,000,000円』『石川五右ヱ門の法事』です。
なかなか上映される機会のない作品です。
柳下さんはピアノのほかに長テーブルを
いっぱい使ってさまざまな音を出してくれました。
猫の鳴き声やお経も!
斉藤寅次郎の作品では映画館には笑い声が響きましたよ。
映画を見た後は、まずはみんなに感想を聞きました。
活動映画弁士の大森くみこさんが
ご自身の上映に合わせてつくるイラストを
事前に利用させてもらいました。
フィルム上映だったので、
35ミリフィルムを触ってみました。
35ミリは横の幅ですね。定規で測ってみましょう!
つぎに映画に音楽をつける方法として、
リュミエール兄弟『水をかけられた散水夫』を見てみましょう。
この映画を4つの場面にわけて、グループで発表しました。
発表のために、みんなの意見をまとめて、
1.男の人が水を撒いている→
2.男の子がホースを踏む、水が止まる→
3.男の人がホースを見ると、水が噴き出る→
4.男の子のいたずらに気づいて叱る
この一連の動きにどんな音をつけたらいいかな?
柳下さんが音をつけるポイントを
みんなに質問しながら、弾いてみてくれました。
そのあとには、手拍子をつかって、
どんなところで音を入れたらいいかな?
それぞれ手をたたいてそれぞれ表現してみました。
★ ★ ★
さて、今回の課題曲の発表です。
ジョルジュ・メリエスの『不思議な蝶』です。
2班に分かれて活動です。
みんなで5回見てみたら、
作品をまた4つの場面にわけて分析します。
お話はどこで盛り上がるのかな?
音を付けるときのポイントをみんなで考えます。
音の速さ(はやい/おそい)、大きさ(大きい/小さい)、
音の有無(音なしも効果的)、明るい/暗い。
そしてリズムも大切だそう。
☆ ☆ ☆
まずはピアノを弾ける子がメロディを作ります。