くらすクラス演劇ワークショップvol.2

しんゆりアウトリーチ IN くらすクラス 演劇ワークショップvol.2
<日程>令和3年6月26日(土)~27日(日)13:30~17:00 ※2日間のプログラム
<会場>くらす広場
<参加者>9名 ※公募にて募集(募集期間:5月10日(月)~6月18日(金))
<講師>大谷賢治郎


【高架下での演劇ワークショップ】
 川崎市アートセンター北部に位置し、JR南武線「稲城長沼駅」高架下を活用した、学びを通じた地域のあそび場となっている稲城市のくらすクラス。
前回大好評だった演劇ワークショップの第二弾として、実施致しました。
参加者は公募にて集まったくらすクラス周辺地域に在住の市民9名です。
下は7歳から、上は58歳までの幅広い年齢層での開催となりました。

【ちょっとずつ増える笑顔】
 2日間という短い期間ではありますが、一緒にワークショップを行う仲間です。
仲良くなるためにまずは「シアターゲーム」を行いました。

シアターゲームとは、集中力・想像力・リズム感など演劇にとって大切な要素をゲーム感覚で身につけられるものです。また、作品創りにかかせない自己の解放と他人の肯定も自然と行うことが出来ます。

今回は開かれたスペースでの実施だった為、たまたま通りかかった子ども達も一緒に参加が出来てしまう様な自由な雰囲気でした。

まずはゲーム「なんでもバスケット」を少し発展させ、お題に沿ったポーズを取ったり、リアクションをしたり…お互いを見ながら空気がほぐれた所で、大谷さんから質問をしていきます。

・演劇を見たことある人はいますか。
・演劇をやったことある人はいますか。
・演劇を観に行く時はどこにいく。
・舞台と客席に分かれてみよう。








【みんなで作る舞台と客席】
芝生の会場の半分を舞台にし、半分を客席とイメージし、「写真」を作るワークショップを行いました。
2チームに分かれ、それぞれの「コロナが終息したらやりたい事」をテーマに、ポーズを考えて舞台上で形にし、片方は客席からそれを当てるゲームです。
みんなで想像を共有していけば、どんな所でも舞台となります。
続いて大谷さんから台本が配られました。みんなで読みはじめます。。







【物語に必要なものは】

物語をみんなで読んでいく中で、大谷さんから質問が飛んでいきます
「主人公はなぜ〇〇やったと思う?」
「どうして△△になったのかな?」
大谷さんからは答えは言いません。
参加者一人一人が想像をし、考えながらシーンを創っていきます。
大人も子どもも分け隔てなく様々な角度からのアプローチで物語を作っていきます。
一つ、また一つとシーンが出来上がっていき、気が付くと全員で創作を楽しんでいました。

今回は発表会はありませんでしたが、「物語の創作」という共通の目的を通じ、年齢を超えて互いに認め合う事が出来ました。なかなか日常生活では得られない貴重な機会となりました。
演劇の楽しさ、魅力も存分に体験できた2日間は楽しく終える事が出来ました。








「参加者のことば」※抜粋

・私は学校の方の演劇クラブで部長をやっているので、今回のワークショップにおいて、進め方、仲の深め方など沢山のことを学ぶことがあったと思います。ありがとうございました!!

・大谷先生がみんなを巻き込んでワークショップを進められていく様子がすばらしく、この異年齢集団で2日間あそべたのが最高に楽しかったです。本当にありがとうございました。                                                                                                                                

・ワークショップの会場が開かれた大空間であることで、自然に参加者の枠をこえた交流があるのも魅力ですね!またよろしく願いします。                                                                                                                                                                                                      
・お姉さんと仲良くできた。                                                                                                                                       

・異年齢のそれぞれの解釈をすり合わせて、ひとつのお芝居に仕上げていくのがとても楽しかったです。スペースも素敵で、子どもたちものびのびとすごせ、中学生のおねえちゃんたちのアイスのさし入れや、待ってくれる思いやり、衣装の準備、お芝居の時は大人の皆さん、大谷さんのアドリブ演出。ありがとうございました!すばらしかったです!                  

・たのしかった。              

・初めてだったけど、上のお姉さんたちと仲良くなれた。とても短い期間だったけどたのしかった。今度は弟とやりたいです。2日間ありがとうございました。

レポート一覧に戻る