<映画タイムマシンvol.3>映画音楽ワークショップ-1日目

映画音楽ワークショップは<映画タイムマシンvol.3>の活動です。

講師はサイレント映画ピアニストの柳下美恵さん。

『君と別れて』(成瀨巳喜男監督|1933年|16ミリ|60分)の鑑賞からはじまりました。

柳下さんのピアノ演奏つきです。

映画の鑑賞後、すこしの休憩をおいて、ワークショップはスタート。

まずは自己紹介から、最近見た映画や好きな映画についてお話しました。

『君と別れて』の感想をきいてみましたが、小学生には旧仮名遣いの状況説明がちょっと難しかったよう。ストーリーは理解できていたようです。

映画音楽ワークショップは最初にアニメーション作品『動物運動会』(村田安司)を観ました。
このアニメーションにそれに一人一人が音を付けます。

「くまがプールに飛び込みをする」シーンを使いました。

動物にあわせて飛び込みの方法や動きがかわりおもわずくすりと笑ってしますアニメーションです。

まずは作品を何回も見ました。それから、映像がどんな場面(シーン)でできているのか紙に書いて分析します。登場人物は?なにをやっているのかな?と考えながら見ています。

「なんの動物か分からない!」「ぱちぱちと手をたたいているアニメーションが一緒」いろいろな声があがりました。

一度見ただけではわからない表現を何度もみることで確認していきます。30秒の映像でもそれぞれを言葉で表現するといろいろなことが分かってくるようです。

柳下さんより「音楽をつけるのに参考にするので、登場人物がどんな気持ちかなと想像しながら書きだそう」とアドバイスをもらいました。

映像を分析がおわったら、楽器を選びます。

いろいろな楽器を触って、音を出してみます。映像にあった音が見つかるかな?

そしたら、全員各自で音を付けて発表です。

ひとりひとりの音楽に講師からコメントをもらいます。

全員発表したらお昼ごはん。みんなで丸いテーブルひとつを囲んでたべました。

さて、午後からはいよいよ明日発表する映画の音楽に挑戦です。

作品は大林宣彦監督のサイレント映画『だんだんこ』(1960|11分)です。

みんなで鑑賞した後、最初の2分を分析します。

どんな登場人物。何が起こったかを書きだします。

ボール、子ども、女の人、男の2人組、手紙。映画にはいろいろな人やモノが出てきました。

本日の作業はここで終了。

明日は音さがしから始まります。

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