3月30日 ’ピンホールカメラ’マンになろう! 

ピンホールカメラって知っていますか?見てください。ただの箱のようですが、

小さい小さいピンホール(針穴)が空いていて写真を撮ることができるのです。

針穴写真の例を見てみます。レンズがないけどきれいにとれている写真ですね。

とても不思議!

まずはその仕組みを学びます。

ピンホールカメラには感光紙を入れて撮影しますが、実はとれた写真はネガです。

それを紙をしいて光をあたててポジを作ります。撮影する場所を決めたら、暗室で感光紙を入れたピンホールカメラのピンホール部分を開放します。

明るさによって、撮影時間はまちまち。

残念ながら今日は雨。それも土砂降り。アートセンターから外にむけて撮影します。撮影時間はなんと15分!

ちなみに晴天の日の屋外だと撮影時間は2分くらいだそうです。

さて、各自ピンホールカメラを手に持って暗室となる工房へ向かいます。

現像液の入った現像セットが準備されています。

カメラを開けてスタンバイ!

電気を消します。

暗室ですから、ほとんど何もみえません。

感光紙が反応しにくい赤いランプのなかで、感光紙が配られます。

紙がつるつるした方が光に反応する側だそうで、みんな暗闇のなか手で確認しながらカメラにセットします。

さて、箱のふたをしめて、紙がうごかないことがわかったら、撮影場所のコラボレーションスペースに移動。

各自気に入った場所にカメラを設置。

撮影中につき15分間はそのままです。

階段の下において、車は走っているので撮れないでしょうけど。15分後にはどんな写真になるのかしら?

15分たったら、グループにまとまって現像に向かいます。

ただいま現像中。画がでてきたら水洗いをします。

それから水をふいてネガができました。

さて、ワークショップは終わりません。

一人2枚撮影できるので場所をかえて挑戦。

だから次には高さと角度に一ひねりいれたり。

そして、15分待機。待機している間に写真をとってみての感想を書いていきます。

撮影してどうおもったか、カラフルに仕上げてもらいます。

できあがった写真はドライヤーで乾かして完成。

雨が降って撮影場所が限られているので、みんな間違い探しをするように自分の写真を確認していきます。見付けたかな?

そのネガの2種類を確認したら、一つをポジにするために暗室へ。

みんなの手元に写真はネガ2枚、ポジ1枚です。

その中から展示したいものを選んでもらいました。

ネガを選ぶ子、ポジを選ぶ子いろいろです。

みんなの感想を紹介します。

「カメラのくせにすごく時間がかかるなんてしらなかった」10歳

「レンズがなくても写真をとれるということがおどろいた」9歳

「ピンホールカメラは箱でできているのにきれいな写真ができるのでまた、使いたいです」11歳

「一枚失敗したけど楽しかった」10歳

「現像やネガポジ反転作業など、ピンホールカメラのことがいっぱいしれてよかった」10歳

「現像をすると、とった写真がうきでてくるのがおもしろかったです。光に15分あてていると写真になるのがたのしかったです。写真を反転することができたのもびっくりしました」10歳

今回の写真は4月中にアートセンターにて展示会をおこないます。開催に関してはHPにてご案内いたします。

展示した写真は5月中に返却いたします。

担当いただいた日本針穴写真協会の講師のみなさんありがとうございました!

協力:日本針穴写真協会 http://jpps.jp/web/index.htm

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