みんなで書いた、わたしたちの“今” “今”を見つめる目が わたしたちの“明日”をつくる
しんゆりで、またまたただならぬことが起きています。
劇団わが町のメンバーに、「ブレヒトは『第三帝国の恐怖と貧困』(*1)で、生活の断片を積み重ねてナチス・ドイツの犯罪を告発した。それにならって、次の公演はみんなで、今の私たちを脚本にしてみないか」
とすすめたところ、なんと27人の劇作家が誕生したのです。
脚色ではありません、創作です。それも、上は79歳から、下は9歳までの、脚本なんて書くのは初めてという面々です。
結果、試作を含めて63本の小作品が寄せられました。いずれも、戦後70年、福島原発事故から5年の、2016年の現実を、しっかりとらえた作品ばかりです。もう始まっている近未来まであります。
これから、それらをまとめて、一本の作品にするのですが、これだけは言えます。これを見損なったら、川崎の文化は語れないし、演劇の歴史も語れない、と。
ふじたあさや
*1:ベルトルト・ブレヒト作『第三帝国の恐怖と貧困』
公演日時 | 2017年3月10日(金)〜12日(日) 10日(金) 19:00 11日(土) 14:00/18:00 12日(日) 13:00/17:00 ※開場は開演の30分前。 |
スタッフ・出演 | 【スタッフ】 作・構成・演出=ふじたあさや/作=劇団わが町文芸部 美術=池田ともゆき/衣裳=坂本真彩/照明=坂本義美/音楽=藤原 豊/音響=山北史朗 舞台監督=野口岳大/演出補=大谷賢治郎(company ma) 宣伝美術:中村圭介・吉田昌平(ナカムラグラフ) 主催=川崎市アートセンター 後援=NPO法人しんゆり・芸術のまちづくり 助成=平成28年度文化庁劇場・音楽堂等活性化事業 企画・制作=川崎市アートセンター/NPO法人KAWASAKIアーツ 【出演】※50音順 秋山敏佑樹、池田紗菜、上田明彦、上村健太郎、梅澤賢一、梅澤実里、圓崎大和、圓崎弥生、大野倫子、大野好之、奥野氾子、小山雲母、狩野 淳、小松 祥、近藤明子、酒井道子、酒井みな実、酒井優月、品田芙季、鈴木明博、高取良典、田中千恵美、田中優香、田辺佐保子、坪井 翔、中平朝恵、夏堀妙子、羽賀拓郎、萩坂心一、萩原みどり、橋迫千明、林 桃子、日野順子、平井陽菜、藤村明史、牧野克己、松崎朝子、松澤亜美、村上マヤ子、村瀬真秀子、森山蓉子、柳瀬健太郎、山浦弘靖、山下優里、山田スミ子、山田睦実、山田誠浩 <客演> 古舘一也、原田 亮(company ma) |
チケット | 【料金】 一般 2,500円/学生(小学生〜高校生) 1,000円 ●全席指定・税込 ※未就学児童のご入場はご遠慮下さい。 ※学生チケットは窓口販売のみとなります。 ※車椅子でご来場のお客様は当日のスムーズなご案内の為、チケット購入後、事前に川崎市アートセンターまでご連絡をお願いします。 【発売日】2017年1月27日(金) 【取扱い】川崎市アートセンター ●窓口販売 9:00-19:30(毎月第二月曜除く) ●電話予約 044-959-2255(9:00-19:30 土日祝・毎月第2月曜を除く) ●WEB チケット購入はこちらから |
劇団わが町とは | 2012年6月に生まれた新しいゆるやかな劇団です。劇団員は地域住民の方々、総勢約50数名。年齢制限はなく、現在7〜77歳までのメンバーが所属しています。しんゆりシアターのラインナップの一翼を担い、長期的に様々な創造活動を行なっていきます。 http://our-town.jp/ |
お問合せ | 川崎市アートセンター 044-955-0107 |
公演日 | 3/10〜3/12 |