ドキュメンタリー・ドリーム・ショー山形 in 川崎2008
鳳鳴(フォンミン)―中国の記憶
真の代弁者が語る壮大な物語

ひとりの老女が雪道を歩きアパートへ向かう。赤い服を身にまといソファーに腰を掛けた彼女の名は、和鳳鳴(ホー・フォンミン)。地方の新聞記者として働いて結婚したが、同じ記者である夫の執筆した記事が原因で右派分子のレッテルを貼られ、ふたりは別々の強制収容所へ送られてしまう。1950年代以降の中国で起きた反右派闘争や文化大革命の粛正活動で数々の迫害を受け、1974年に名誉回復するまでの、約30年に渡るひとりの女性の壮大な物語。
| 中国/2007/中国語/カラー/ビデオ/183分 | |||||||
| 監督 | 王兵(ワン・ビン) | ||||||
| 受賞歴ほか | YIDFF2007大賞 | ||||||
| 上映日 |
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アレンテージョ、めぐりあい
風、海の音、歌が聞こえる

1950年代後半、詩人アントニオ・レイスと、民族音楽の研究者ミシェル・ジャコメッティ、そして映画監督のパウロ・ローシャたちが、ポルトガル南部アレンテージョ地方ぺログアルダ村民の歌に魅せられて次々と村を訪れた。村民と共有した彼らの記憶は詩・音楽・映画へと残っていく。真紅の花で飾られた野原、静かな海と村のたたずまい、哀しみをたたえた歌や詩が情感たっぷり流れる。今、彼らの記憶が村人の息吹で蘇る。
| ポルトガル、フランス/2006/ポルトガル語/カラー、モノクロ/ビデオ/105分 | |||||||
| 監督 | ピエール=マリー・グレ | ||||||
| 受賞歴ほか | YIDFF2007最優秀賞 | ||||||
| 上映日 |
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旅―ポトシへ
家族はゆっくり歩みを通わす

1970年、ブエノスアイレスで結婚式を挙げた監督と妻・ジャクリーンは、バックパックとスチール・カメラを手にアンデス山脈へ向かった。その道中でボリビアの鉱山の街ポトシに出会う。29年後、ふたりは娘3人とポトシを再訪し過去と現在を繋げていく。静寂なアンデスの風景、ゆっくりとした音楽。それらと相反して厳しい環境に生きる人々。家族はゆっくり歩みを通わす。
| イスラエル、フランス/2007/英語、スペイン語、ヘブライ語/カラー、モノクロ/35mm/246分 | |||||||
| 監督 | ロン・ハヴィリオ | ||||||
| 受賞歴ほか | YIDFF2007優秀賞 | ||||||
| 上映日 |
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長江にいきる 秉愛(ビンアイ)の物語
沈みゆく土地に強く生きる

現在建設中の三峡ダムが完成することによって移住させられる113万人の多くは農民。そのひとり、気概あふれる秉愛の7年間にカメラが寄り添う。移住を推し進めようとする役人と烈しく渡り合う姿とは対照的に、時に土を耕しながら、時にろうそくの火に灯されながら語る不安、家族や結婚について話す時に見せる繊細な横顔。秉愛の心の機微を粘り強く見つめ、そこに残ろうと彼女を駆り立てる土地に対する慈しみを掬い出す。2009年2月公開に先立ち、アートセンターでスペシャル上映!
| 中国/2007/中国語/カラー/ビデオ/117分 | |||
| 監督 | 馮艶(フォン・イェン) | ||
| 受賞歴ほか | YIDFF2007小川紳介賞 コミュニティシネマ賞 |
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| 上映日 |
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バックドロップ・クルディスタン
「他者」を探して国境越え!

難民認定を求めて必死に国連大学前に泊まり込み、デモや署名活動を行う「難民」としてトルコから日本にやってきたクルド人カザンキラン一家。認定を勝ち取るも、やがて強制送還されてしまう父子の現実を目の当たりにし、やり場のない怒りと疑問を払拭すべく「傍観者」であった監督が一家の背景を追ってトルコへ飛ぶ。現地で人々に話かけながら、体当たりの思考がかけ巡る。「クルド問題」というニュースから離れたトルコ内の「クルド」というアイデンティティの異相を浮かび上がらせる。端々しい感覚が呼び起こす個人と社会、国家へのバックドロップ。
監督は日本映画学校でドキュメンタリーの制作を学び卒業制作でクルド難民企画を提出するもののあえなく落選。撮影を続行するために同校を中退し、3年をかけて本作完成させた。
料金:一般1200円/大学・専門生・シニア・障害者・付添・会員1000円/高校生以下500円
枚数限定800円の特別鑑賞券発売中!
(当館受付にて9:30~最終回の上映開始時間まで。休館日などで販売できない場合もございます。あらかじめご了承ください。)
山形国際ドキュメンタリー映画祭
http://www.yidff.jp/home.html
主催:川崎市アートセンター/シネマトリックス
助成:文化庁国内映画祭支援
