シリーズ・コンプレックス・シーイングvol.2
『エコノミック・ファンタスマゴリア』
3月27日(木)-30日(日)
©佐藤慎也
『4.48サイコシス』(06年)、『アトミック・サバイバー』(07年)等、日本の現代社会にドキュメンタリー的手法で鋭く切り込む演出家、阿部初美。最新作のテーマは「経済」。お金ってどこへ行くの?投資でひと儲け?大ヒット商品をつくるには?自分を高く売る方法って?? 演劇による経済入門。
「経済を語るのは社会の全体を語るのに等しい」
阿部初美
今、市場ではなにが起こっているのか、世界はどんなふうに動きつつあるのか、そこにわたしたちが個人として見つけられる価値とは何なのか。
「経済を語るのは社会の全体を語るのに等しい」というくらいの間口と奥行きをもったテーマですが、「経済」の専門家でもないわたしたちにできるのは、それを通して、「ヒトの在り方」を考えてみること、です。
わたしたちの前2作品『4.48サイコシス』と『アトミック・サバイバー』は、現実を取材して製作した作品でしたが、「精神の病い」「原子力エネルギー」、どちらのテーマもつきつめると「経済問題」が浮上してきました。
ではこの、ヒトのいとなみにかかすことのできない「経済」そのものを、ヒトのいとなみを扱う媒体である演劇で表現することは可能だろうか。これがそもそも今回「経済」というテーマを選んだきっかけでした。
シリーズ化できそうなくらいの大きなテーマですが、今回は「入門編」として上演いたします。
| 構成・演出 | 阿部初美 Hatsumi ABE |
|---|---|
| アーティストプロフィール |
1995年より劇作家・演出家の太田省吾に師事した後、2000年に演出活動を開始。03年、ベルリン演劇祭「若手演劇人の国際フォーラム」への参加を機に「現代演劇の表現の可能性を探る」「演劇と社会をつなぐ」をテーマに実験的活動を行っている。東京藝術大学、山口情報芸術センター、NPO法人芸術家と子どもたち等で講師も勤める。主な演出作品:02-05年『ベケット・ライブ』、04年『記憶』(台湾国際リーディングフェスティバル)、05年世田谷パブリックシアター・ドラマリーディング24『エルドラド』、06年『4.48サイコシス』(東京国際芸術祭提携公演)、07年『アトミック・サバイバー -ワーニャの子どもたち』(東京国際芸術祭)。にしすがも創造舎レジデント・アーティスト。 |
| スタッフ | ドラマトゥルク:長島確 宮浦宜子 あいだだいや テキスト:長島確 阿部初美 谷川清美 稲毛礼子 福田 毅 宮浦宜子 あいだだいや 空間美術:田原奈穂子 照明:田島佐智子 映像:須藤崇規(ANJ) 映像作品提供:あいだだいや 音楽:西井夕紀子 舞台監督:弘光哲也 演出助手:田中智佳 映像助手:冨田了平 宣伝美術:佐藤慎也 |
| 前売開始 | 2008年2月25日(月) |
| 出演 | 野村昇史(演劇集団円)、谷川清美(演劇集団円)、福田毅(中野成樹+フランケンズ)、稲毛礼子 |
| タイムテーブル | 3月27日(木) 20:00開演◎ 28日(金) 20:00開演 29日(土) 14:00開演★ 19:00開演★ 30日(日) 14:00開演★ |
◎プレビュー公演 クラウス・デアムーツ(29日(土)19:00) |
|
| 料金 ( 全席自由・整理番号付・日時指定・税込) |
プレビュー公演:1,500円(前売)、2,000円(当日) |
| 主催 | NPO法人アートネットワーク・ジャパン/川崎市アートセンター |
| 後援 | 「しんゆり・芸術のまち」PR委員会 |
| 平成19年度文化庁芸術創造活動重点支援事業 |
シリーズ・コンプレックス・シーイング Series Complex Seeing(S.C.S.)
演出家・阿部初美が、ドラマトゥルク、俳優、多分野のアーティストらと共に、様々な立場や価値観からなる現実社会を、物語として演じてしまわずに、複数の目線をもったまま、ドキュメンタリー的手法も織り交ぜながら、演劇によって思考しようとするシリーズ。「複合的に視る練習が必要だ」(ブレヒト)
S.C.S. Vol.0『4.48 サイコシス』(06年「東京国際芸術祭提携公演」)
S.C.S. Vol.1『アトミック・サバイバー-ワーニャの子どもたち』(07年「東京国際芸術祭」/08年秋、全国4ケ所にて再演ツアー決定! )

1995年より劇作家・演出家の太田省吾に師事した後、2000年に演出活動を開始。03年、ベルリン演劇祭「若手演劇人の国際フォーラム」への参加を機に「現代演劇の表現の可能性を探る」「演劇と社会をつなぐ」をテーマに実験的活動を行っている。